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いつもそこにいた

まだ読み始めてもいないけれど、[帯写真提供:東京電力]という装幀からも不穏な雰囲気が伝わってくる奥泉光『東京自叙伝』。 東京自叙伝作者: 奥泉光出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/05/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (67件) を見る 本の内容…

暴力装置ではなく呼吸機械

奥泉光『神器 軍艦「橿原」殺人事件』の上巻を読み終えたので、下巻はちょっとカバーの雰囲気を変えて: 「維新派」という劇団の公演チラシが、珍しく大判でしっかりした紙質だったので取っておいたもの。2008年に琵琶湖岸の特設舞台で上演されたということ…

フレメのお花のブックカバー

『シューマンの指』を読み終え、続けて『神器』(読み順が逆になってしまったけど)と、このところ奥泉光特集になっている。文庫or新書版以外の、(四六判とかいうのか)単行本サイズの本をほとんど買わなくなったので、このように借り物でない単行本を手に…

どこへも行けないが

ヴィゴ・モーテンセンの写真入り帯につられて買ったものの、そのまま放置していたコーマック・マッカーシー『ザ・ロード』。ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)作者: コーマック・マッカーシー,黒原敏行出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/05/30メディア: 文…

夏はうずまき

夏らしい渦巻き模様が印刷された紙で、本を包んだ。 じつは5〜6月に開催されていた、こちらの展覧会のチラシでした。大判でしっかりした紙なので、イレギュラーな判型でしかも厚みのある【奇想コレクション】に、ほどよくフィット。ちなみにこの本の見返し用…

屈折した愛情表現

ずーっと極悪ノリが続いている『アラビアの夜の種族』は、3冊目(文庫版の下巻)に入っても引き続き絶好調。読まされてるこちらはさすがに苛立ちが募り、ちょっと作者に嫌がらせをしたくなったので、ぜんぜん似合わないブックカバーを無理やり着せてみる: …

松○ケンイチが冷遇される家

恒例、角川文庫の「夏の100冊」キャンペーンで、今年もケロロ軍曹のカバーをもらいました。昨年も入手してたんだけど(写真:左)、ここにアップし忘れてたみたいなので、いっしょに撮ってみた。なんだか、今年のブックカバー(写真:右)の存在感が薄くなって…

卵黄たっぷりカステラ配色

『福砂屋』のカステラの包装紙です。細かいモチーフが満遍なくいっぱい入っていて、ブックカバー向き(素敵な絵が描いてあるなと思っても、本のサイズに合わせて周囲を折りたたむと意外に見せ所が隠れてしまうことも多いです。お人形の着物を作る時に、どこ…

あくまで規格外

先日の「文庫のサイズ」の件に続き、またまた中野善夫さんの日記から: 5月21日(木) (...)既に過飽和の状態になってゐるとしか思へない新書市場に今から参入するのがハヤカワ新書juiceである。(...)「普通の新書より左右が少し大きなサイズを採用」するさ…

山脇百合子さんのブックカバー

福音館書店のサイトから、『ぐりとぐら』でおなじみ山脇百合子さんの絵をあしらった、可愛いブックカバーがダウンロードできるのを発見。 福音館書店|1952年創立の児童図書出版社 ほかにスクリーンセイバー、壁紙もあります。ゆうこのキャベツぼうし (こど…

体格が規格外

ハヤカワ・オンライン|早川書房のミステリ・SF・ノンフィクション:新着ニュース 大きな活字、大きなサイズで、読みやすい! ハヤカワ文庫はトールサイズに生まれ変わります。 【トールサイズ化記念ブックカバー プレゼント!】 2009年4月より9月まで、毎月1…

屈曲する平面森

2008年6月に開かれた「森を遊ぶ――木村崇人展」のA4判チラシで、岩波少年文庫を包んでみた。 本の背の部分で、倒れた巨木が折れ曲がったように立体的に見えるのが気に入った。 このアーティストのサイト:木村 崇人 Official Website<地球と遊ぶプロジェクト…

中身の書籍とは関係なく和風

左が「堂本印象美術館」でやっている展覧会のチラシ利用。右が京都の扇子屋さん「宮脇売扇庵」の包装紙です。チラシは2枚getして絵柄の良いところを貼り合わせたという苦心の作なのじゃ。本のサイズはそれぞれ、岩波少年文庫版と新書版。 (bookcoverカテゴ…

ふさわしい衣装/意匠

前にも書きましたが、お菓子屋さんの包装紙とか展覧会のチラシで気に入った物をブックカバーとして使うのが、私のささやかな楽しみです。 某所で見つけた、アゴタ・クリストフ『怪物』に基づくダンス公演のチラシは、紙質・配色・レイアウトが凝っていてしか…

これも遠い夏休みの匂い

角川文庫の夏のキャンペーンでもらったブックカバー。昨年と同じく、ケロロ軍曹のにしました。未だにケロロ軍曹がどういうものなのか知らないままなのだけど、これが一番かわいいので・・・もしTシャツも当たったら大喜びで着ます。 ちなみに、下にちらっと…

ゴーヂャス文庫カバー

先日から“ステッチ(の後始末)の神様”が降臨しているらしく、私にしてはけっこう手が進んでいます。 イースターうさぎ→手さげ FloralFantasy→ベルプル(ただしまだ「棒」を入手していない) と仕立物が続いたため、ついでにずっと放置してあったステッチ物…

微妙な身長差に泣く

先日あんなことを書いたとたんに、「次読む本」クジ引き*1でみごと『祈りの海』を当てました。 今じつはこれ↓を読んでる途中ですが、ゴシック名訳集成 暴夜幻想譚ウィリアム・ベックフォード〔ほか〕著訳 / 東 雅夫編学研 (2005.2)オンライン書店ビーケーワ…

日本の四季をダウンロード

大手きものチェーン店『東京ますいわ屋』のサイトに、〈お楽しみダウンロード〉というコーナーがあるのを今日発見。 今回新しくスクリーンセイバーが加わったようです。ほかにも、季節ごとの可愛らしい壁紙や、ちょっと他では見かけないタイプ(←背の部分の…

ケロロ軍曹のブックカバー

角川文庫でやっている、2冊買うと必ずもらえるプレゼントでもらったブックカバーです。上に映っているのは、ブルーの模様が入った透明しおり。 実を言うと、『ケロロ軍曹』っていったい何者なのか全然知らない(青ざめつつ告白)のですが、たしか佐藤亜紀氏…

包む楽しみ

本屋さんがカバーを掛けてくれても、いろいろあって好みに合わない場合もあるし、オンライン書店で買ったらカバーはついてきません。 そこで、洋菓子屋さんの包装紙(左)や展覧会のチラシ(右)を、自分好みのブックカバーとして再利用しています。A4サイズ…

カバーお掛けしますか?

この写真では判りにくいですが、本屋さんで掛けてくれるブックカバーにも2種類あります。本の縦サイズぴったりに裁ち落とされているもの(画像:左下)と、上下に折り返しがついているもの(画像:右上)です。 私は断然「折り返しが必要!」派。ポケット状…