夏休みの宿題

きょうから夏休み…溜まっているあれこれやりたいこと、なんでもいくらでもできそうな気がしているが、5日後には無為に過ごした時間のもったいなさに茫然と座り込んでいる自分が、もう見えている。 とりいそぎ、懸案のこれ:はてなブログ Perfect GuideBook…

繰り返しキミに咲くLotus

川村悦子展−ありふれた季節 西宮市大谷記念美術館 これまで、ギャラリー規模の小さな展示はいろいろ追っかけてできるだけ観てきた川村悦子。こんなに大きな規模での展示は初めてです。 どどーんと並んだ蓮の大作がやはり圧巻というべきでしょうが、個人的に…

戦争が…

人文研アカデミー2016『連続セミナー 2016年の論点 いま、私たちが考えるべきこと』 6月30日(木) 立木康介×田中祐理子 「ひとはなぜ戦争をするのか」の人間学 フロイトとアランの戦争論を紹介、どう今に繋げることができるか考察。 購入したまま手をつけて…

追いかけて遡って取り戻す

好きな音楽を問われたら堂々と「ヒラサワ…」と回答しかねない私だが、実を言うと21世紀に入ってからの作品はほぼ聴いてなかった。 経済的精神的時間的余裕がなくて、というのが主な理由だけど、いったん遅れを取り始めるとなかなか追いつけそうな気がしなく…

老いのなかで もがく

これまで私は「心のきれいな人」を、だからといって好きになったことは無かったと思う。というより、そもそも「心のきれいな人」というのはあまり私の好きなタイプじゃない。 ふとしたはずみで見た、ある人の「心のきれいさ」(と私が信じた、もしかしたら別…

にわか医療マニア

昨年思いがけない病気に罹って以来、時間の無駄遣いと思いながらついつい、ネットで検索しては医療機関のサイトやら、自分と同じ病気の人の体験記やら、果ては同じ診療科・治療法を専門にしておられるお医者様のブログやらをぼんやり閲覧してしまう。ほんと…

2度目の秋

2年前のちょうど今ごろ、父が入院した時に、私は若松英輔さんの本を読んでいた。井筒俊彦―叡知の哲学作者: 若松英輔出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2011/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (13件) を見る そ…

高島屋幻想博物館

高島屋幻想博物館 (8月20日(水) → 26日(火) 京都高島屋 美術画廊) いつの世も老若男女の心を捉え興味を抱かせる人気の「博物館」という形を借り、摩訶不思議で耽美な世界を、平面・立体作家27人のアート作品で表現しました。[出品作家] 青木 美歌 秋永 邦…

梅雨明け

昨日の午後、京都市美術館でバルテュス展をみて、外へ出ようとしたらにわか雨が降っているところだった。 しばらくロビー*1で雨宿りしながら、同行者に向かって「これが梅雨の終わりかもしれへんねえ」と言っていたのが、やっぱり当たりました。 *1:と言える…

犬の命日に「抹茶ぶちパウンド」

〜〜〜6/29に書いています〜〜〜 毎年、犬の命日である6月30日には焼き菓子を作ろうと心がけてはいるのですが、いま検索してみたら前回アップしたのは2年前。去年はすっかり失念していたのでしょうか(自分問い)。どうも去年はなにかと油断・慢心していて、…

いつもそこにいた

まだ読み始めてもいないけれど、[帯写真提供:東京電力]という装幀からも不穏な雰囲気が伝わってくる奥泉光『東京自叙伝』。 東京自叙伝作者: 奥泉光出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/05/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (67件) を見る 本の内容…

日本の創作人形作家たち展

日本の創作人形作家たち展 3月1日(土)〜30日(日) 美術館「えき」KYOTO(ジェイアール京都伊勢丹7階隣接) この美術館は、長い通路の奥に展示室の入り口があり、手前の受付で入場券を切ってもらったら、磨りガラス状の(中の見えない)自動ドアを通って入る仕組…

異界からの女

METライブビューイングオペラ ドボルザーク『ルサルカ』 お話がわかりやすそうなファンタジー恋愛系だったのと、これまでMETライブビューイングでは幕間や楽屋インタビューで顔を観るだけだったルネ・フレミングの本職(!!)である歌を聴いておかなくては……

試してはいけない

『悪魔の陽の下に』(1987年) 特集上映「モーリス・ピアラ」オフィシャルサイト あまり予備知識無しに観た。なぜか『エクソシスト』にそっくりな話、という印象。 先日、新聞連載中の五木寛之「親鸞 完結篇」で、極楽往生するためにはただ念仏を唱えるだけ…

大胆さと繊細さと

「下田 直子 ハンドクラフト展 手芸っておもしろい!」 2月1日(土)〜24日(月) 美術館「えき」KYOTO(ジェイアール京都伊勢丹7階隣接) 自分が手編みを一生懸命やっていた頃、愛読していた『毛糸だま』誌上で初めて下田直子さんの作品を目にした頃は、その過剰…

よみおさめ

『黄金時代傑作選』西崎憲 編訳(ちくま文庫) 読了。怪奇小説日和: 黄金時代傑作選 (ちくま文庫 に 13-2)作者: 西崎憲出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/11/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (14件) を見る 読みごたえぎっしり、でも一篇ずつ作風…

わたしは むしのきらいな おんな

奥泉光『虫樹音楽集』読了。 虫樹音楽集作者: 奥泉光出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/11/05メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (38件) を見る カフカの『変身』、なかでも印象的なひとつのシーンを軸に、さまざまな物語が語られる連作…

ここ数ヶ月で読んだ本の幾つか、そして

生き延びるためのラカン (ちくま文庫)作者: 斎藤環出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/02/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (38件) を見る 瞬間を生きる哲学 <今ここ>に佇む技法 (筑摩選書)作者: 古東哲明出版社/メーカ…

引退補助犬支援カレンダー

「引退補助犬を支援する会」の2014年版チャリティカレンダーが届きました。 盲導犬をはじめとして、さまざまな役割をになう、いろんな種類のワンコが季節の景色とともに描かれています。 引退犬の皆さんができるだけ健やかに、一日でも長く、楽しいシニアラ…

No Music, No Life,...indeed

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮 サイモン・ラトル Vn 樫本大進 2013年11月15日(金) フェスティバル・ホール シューマン:交響曲 第1番 変ロ長調 作品38 <春> プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19 ヴァイオリン:樫本大進 …

祈りそれぞれ

フランス国立クリュニー中世美術館所蔵《貴婦人と一角獣》展(国立国際美術館) 【特別展】極楽へのいざない -練り供養をめぐる美術-(龍谷ミュージアム) ※※ベゼクリク石窟の大回廊復元展示も迫力あり必見。

死と再生、秋のはじまり

http://www.biwako-hall.or.jp/walkure/

駆け足で展覧会×3

ひっっさしぶりに東京。出かけ慣れないので、ついアレもコレも、となってしまった。それぞれ、感想などはまた後で書き足すかも(と言いつつ放置するケースが最近多い当ブログ…)。 『三島由紀夫の最後の装幀画家 村上芳正展−「家畜人ヤプー」原画を中心に』 …

ほぼ初愛知。

フランシス・ベーコン展 豊田市美術館 フランシス・ベーコン展を観に、愛知県豊田市というところへ初めて足を踏み入れた。 豊田市美術館は、受付や監視(笑)係のお姉さんたちが丁寧で行き届いており*1、おそらく関西の某館や某館とは違い、同じ派遣スタッフ…

昨日も今日も明日も、それは我が身

トマス・ヴィンターベア監督『偽りなき者』 Jagten (2012) あー、これは怖い。ところどころにすすり泣きの気配がするほかザワっともしない客席には、おそらく全員の「お願いもうやめてー、誰か何とかしてー」という祈り(?)が充満して、空気が硬直したみた…

ゲルマン満喫

2013年6月29日(土) ザ・シンフォニーホール [指揮]ミヒャエル・ザンデルリング [管弦楽]ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 ■ベートーヴェン:交響曲 第7番 ■ブラームス:交響曲 第1番 バッハ・コレギウム・ジャパンなどの古楽系を除けばめったにクラシッ…

泰然とし過ぎた探偵語り

バルドゥイン・グロラー/垂野創一郎:訳『探偵ダゴベルトの功績と冒険』(東京創元社)読了。 探偵ダゴベルトの功績と冒険 (創元推理文庫)作者: バルドゥイン・グロラー,垂野創一郎出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2013/04/20メディア: 文庫この商品を含…

やっぱりナマで観たい聞きたい

橋本治『浄瑠璃を読もう』(新潮社)読了。浄瑠璃を読もう作者: 橋本治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/07/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (23件) を見る ほんの一部を歌舞伎または文楽で見聞きしたことがある…程度の…

悪役顔が好き

『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』 En kongelig affære (2012) - IMDb マッツ・ミケルセン見たさで。【京都シネマ】では昨日から『偽りなき者』もやっていて、理論上はきょう一日でマツミケ祭も可能だったのだが、気力体力的に無理と判断しました(涙)。…

微笑みながら祈ること

《籔内佐斗司展 やまとぢから》 せんとくん系列のエキゾチックなキャラクターたちも好き*1だが、仏師である籔内氏のちからが発揮された不動明王や普賢童子・文殊童子、そして古仏修復の仕事に胸をうたれた。全力で生命を輝かせようと固く決意したみたいにキ…