世界は人形劇場

 「丸ごとマルコヴィッチ映画」だと思うと何だか惜しくて、ついつい今まで観なかった映画。じつはお人形映画でもあったなんて・・・もっと惜しくて、観てしまったことをハゲしく後悔(泣)。これ気づかなかったのは不覚でしたわ。
 あやつり人形の出てくる場面はどれも息を呑むほど美しい。ミルハウザーなんかを好きな人にも良いのでは。もちろん、踊るマルコヴィッチ*1も、潜在意識下のマルコヴィッチ万華鏡も、このうえなく素敵(^∀^;)。
 おまけに『ポーの一族』味もちょっと入っている始末。ほんとに変な映画だったんですね。

*1:歌舞伎の「人形振り」を連想した。