食パンの1斤の分量:続き

 今回のレシピ、テキストに掲載の見本写真→では、最初から型に対してもっと生地が大きくて、2次発酵後は型からてっぺんが出るくらいになっています。これは私の腕不足(--)ゞもさることながらやはり型の大きさが少し違うのではないか・・・という気がするのですが。

 検索してみたところ、http://www.ecorient.co.jp/hmp/index.htmlというサイトのQ&Aコーナーで、次のような説明を見つけました(強調は引用者による)。

投稿者 すー 日時 2004 年 7 月 23 日
 ( この投稿は、Q. 食パン型(正一斤型) への回答です。)
Re: 食パン型(正一斤型)
大体1斤というのは450gぐらいなのですが、型によっても重量がまちまちです。
型の容積を量って(水を入れて重さを図るか、型の大きさを測って計算する)
その容積の4分の1の重さが生地量となります。

 この法則をあてはめると、私の使っている焼き型は幅が10〜11cm、長さが20〜21cm(上で広がっている形のため)、高さが12cmくらいなので容積が約2500ml。適正な生地量はおよそ625gということになります。今回のレシピは粉300g、水と牛乳合わせて220ml、バター20g、その他にスキムミルク・砂糖・塩で、だいたい560gぐらい(上に書いた通り、1次発酵後に実際測ってみた重さもそうでした)。やはり私の型で焼くには生地が少なめだったと考えられます。9月10日の日記に書いた、【1】の1斤分もしくは【2】の分量のほうが私の型には適量みたいなので、次回はそれで試してみようと思います。


 ただ、これまでベターホームや島津睦子さんの方法を参考に作って来た時はなかなかうまくできなかったのに比べると、『3分クッキング』の田辺由布子さんの方法は簡単なのになぜか割合うまく行く気がします(あくまで私の場合)。違う点はというと、

  • これまではイーストを水分で溶かしてから粉に加えていた
  • これまでは粉に水分を加えてまとまってから油脂を加えていた
  • これまでは食パンにはバターでなくショートニングを使っていた

なのですが、田辺由布子さんの方法(食パンに限らず)は、まず粉の上に最初からバターとイーストと砂糖を載せてしまいます。そこへ温度を調節した水分と塩を加え、ボールの中でまとめてから台に出してこねるのです。イーストを前もって溶かす方法のほうが丁寧に思えるのに、実際にはそうやって作っていた頃よりも、かえってこの一見乱暴なやり方のほうが上手くできるような気がします(なにか他の要因もあるのかもしれませんが、少なくとも私にはそのようです)。油脂についても「食パンのように大きなサイズに膨らませるにはショートニングのほうが向いている」と教わりましたが、今回バターでやってみても膨らみが悪いという感じはあまりしませんでした。これまで、めったに使わないショートニングをこのためだけに買う気になれず食パン作りを敬遠していたのですが、バターを使うのならもっと気軽にトライできそうです。