許せるものだけ許しなさいとおっしゃいました


日刊スポーツ:アカデミー賞厳戒、候補に問題作ズラリ

(...)最多8部門にノミネートされ、本命視される「ブロークバック−」も、社会から大きな反発を受けている。ベネチア国際映画祭グランプリ、ゴールデングローブ賞最多4部門受賞など前哨戦を総なめにしてきたが、米国ではキリスト教右派勢力を中心に同性愛を絶対悪とみなす意見も根強い。
 同作に出演した米女優ミシェル・ウィリアムズ(25)は、カリフォルニア州キリスト教系の母校から「卒業生がゲイをテーマにした映画で苦悩する女性を演じたのは非常に不愉快。当校の価値観とは異なり、一切かかわりを持ちたくない」と絶縁宣言された。

 人間の「苦悩」について考え表現することがそんなに不愉快なら、ご自分たちだけで何の苦悩もなくせいぜいハピーに過ごしていらっしゃればおよろしいのに(そもそも他者の苦悩に思いを致すことが宗教の役割じゃないのか)。狭量というよりもむしろ、積極的な排斥・侮蔑・憎悪がデフォルトになっているように見えます。人間を卑しくする作用しかしない“宗教(を僭称する何ものか)”を拠りどころとするこのような人たちは、おそらく毎日、わざわざ憎むべき対象を求めて鵜の目鷹の目、舌なめずりするように探し続けているんでしょう。