カバーお掛けしますか?

 この写真では判りにくいですが、本屋さんで掛けてくれるブックカバーにも2種類あります。本の縦サイズぴったりに裁ち落とされているもの(画像:左下)と、上下に折り返しがついているもの(画像:右上)です。
 私は断然「折り返しが必要!」派。ポケット状になった部分に表紙を差し込むので、もちろん袖部分の長さにも余裕があるのが望ましいです。
 初めて買うお店で「カバーお掛けしますか(orお使いになりますか)?」と尋ねられ、「ハイ、お願いします」と答えたものの、上下が切りっぱなしのタイプを取り出されると内心ア〜ァと落胆してしまうのです。

 ところで、積ん読本が溜まって何から読みたいか自分でもわからなくなったので、未読リストを作って番号をふり、小さい紙片に番号を書いたものを封筒に入れ、エイヤッと取り出して本を選んでみました。いま読んでいるのは、いよいよ『ラヴクラフト全集 第7巻』(創元推理文庫)です。でも昼間にはちょっと入って行きづらい世界。もう一冊、明るい時間帯用の本を・・・と思って再度「くじ」を引いてみたら、なんとジュリアン・グラック『シルトの岸辺』(ちくま文庫)を当ててしまいました。ラヴクラフトにもひけをとらない濃厚な異世界の気配、これも昼用本にはなりそうにありません。