いまごろ歳末気分

 ひきつづき、クリスマス〜年末に録画した物を消化中。

 画像は映画とは直接関係ありません(^^;)( Photo by (c)Tomo.Yun )


 配給会社が付けた邦題がダさーっと言われることは多いが、これはめずらしく原題が「?」な感じで、『恋する遺伝子』のほうは内容にもまずまず即していて、いくらかマシ。
 これまたラブコメディーという私の苦手ジャンルのはずだが、とても面白かった。出だしのあたりは「これ、オフ・ビートとかいう感じのやつ?」と思い、観るのが面倒なだったらヤだなと心配になったけど大丈夫だった。変に気取った演出ではなく、登場人物の心理の推移も無理がなく納得できるもの。
 まぁ大好きなヒュー・ジャックマンが出てる時点でほぼOKなのではあるが、グレッグ・キニアのダメ男ぶり、エレン・バーキンのイヤな女ぶりが、いかにもそれっぽいのにクサくなくて自然。マリサ・トメイ(ヒロインの親友)の、普通の女の子らしさもいい。アシュレイ・ジャッドは、シリアスな役柄だとなんだかいかにも美人を鼻にかけているような顔つきに見えて(私にとっての美人顔だということでもある)好きになれない時もあるけれど、ここではヒュー・ジャックマンともどもコミカルな演技にとてもいい味を出していた。みんな上手いので、観ていてとてもラクで楽しかったです。私のリズム感には合っていた映画。
 監督は知らない人でしたが、俳優業のほうが主みたい。