猫カップルやっと完成

 この時ステッチしはじめていたものが完成しました。

 ガラスが光らないように撮ろうとして変な角度になってます・・・。


 ふたりの名前は、DaffodilちゃんとWishboneくん(思い詰めたようなWishboneの視線に比べて、Daffodil嬢の態度がやや冷たいような・・・)。Daffodilのほうは2年以上前に完成していたのですが、Wishboneのほうはやはり男の子(?)で見た目がいまひとつ地味っぽいため、なかなか気分が乗りませんでした。今回やっとカップルにしてあげることができて満足〜。
        
 どちらもPamela Kelloggさんのデザイン(フリー・チャート)です。以前は、PamさんのサイトPamela Kellogg's Cross-Stitch Designsに何種類もフリー・チャートの猫シリーズが掲載されていたのですが、現在は残念ながら無くなっているようです(かわりに最近は、動物シェルターや乳ガン治療応援などを目的とするチャリティ・チャート*1を幾つか発表されています)。


  
 細部もちょっとだけ拡大してご紹介。どちらも刺しゅう糸一本どりでバックステッチという細い直線を入れていく方法を使っている箇所でです。

  • 左の画像は、帽子の飾りになっているベリーの実の部分を刺している途中のようす。右半分はまだモヤモヤした朱系統のグラデーションにしか見えませんが、左半分では果実のひとつひとつに輪郭線が入ってクッキリしたのが判ると思います。
  • 右の画像は、鼻から口にかけての部分。これもほとんどノッペラボーだったところが急に猫らしい顔に出来上がっていくので、刺していても面白くてたまらない箇所です。

 このような、バックステッチを入れて輪郭をはっきりさせる手法は、どちらかというとアメリカで作られるデザインに多いように思います(北欧の写実絵画的なデザインやフランスの高度に図案化されたデザインなどとは対照的です。もちろんどの国にもいろんなデザインがあるので、あくまでもひとつの傾向として)。カントリー調の作品になることが多いので好まない人もありますが、このような作風にはそれなりの良さがあると感じます。

*1:当該団体への寄付をすると図案がダウンロードできる