足の多い来訪者(アポ無し)

 今晩の出来事。風呂場に入って、さぁ身体を洗おう・・と思ったら、シャンプーなどを並べてあるワイヤーラックの背後に何やら蠢くモノが。約2秒凝視して判明→ムカデでございました。体長たぶん15cmぐらい。


 ココロ社さんの虫関係エントリーなどはなるべく直視しないでスクロールする私だが、ムカデは(写真で見るぶんには)むしろ私にとって苦手度がそれほど高くない部類に入る。とは言え、すっ裸状態でリアル対面となると話は別。「ギョェー、ごっついゲジゲジがおる!」(←あまりのショックに、「むかで」という言葉が出てこない)と絶叫したところ、さっそく母が殺虫剤のボトルを手にして駆けつけ、スターシップ・トゥルーパーズみたいな激しさで薬剤(粉末)を振りかけまくってくれた。
 これで瞬殺・・かと思ったが、敵は意外に強靱。そのまま唐揚げにできそうな粉まみれ姿でのたうち続け、ワイヤーと壁面との隙間をすり抜けることで身体に付着した粉をこそげ落とすという高等技まで展開した。長引きそうなので捕獲は諦め、排水口の蓋を開けて大量のお湯で流し落とすことに。
 その後なにごとも無かったかのように身体と髪の毛を洗ったのだけど、「これがジョン・カーペンターの映画やったら、シャンプーしてるあいだに絶対に排水口からにゅわぁーってもういっぺん出てくるなぁ、ラストシーンで」などと思うと落ち着かなかった。
 
 この家には20数年住んでいるが、家の中でムカデを見たのは私は初めて。そういえば先日、帰宅した時にガレージに停めてある車のタイヤの蔭にムカデの死骸が落ちていてギョッとしたし、その少し前には母が庭で生きてるムカデに遭遇(その時も薬で虐殺)したそうなので、今年はムカデ豊作なのかもしれない。近所の奥さんの説では、お風呂の排水口から昇ってくるので、お湯を抜いたあとも浴槽の栓をはめておかないとダメとのこと。なんだかキンチョウの夏。