水底が思わぬ場所へつうじて

稲生平太郎アクアリウムの夜』再読中

アクアリウムの夜 (角川スニーカー文庫)

アクアリウムの夜 (角川スニーカー文庫)

 さきに読了した『アムネジア』*1があんまりなオチだったので、ちょっとちょっと!と言いたくなる気持ちが収まらず。ついでに旧作をひっぱりだしてきました。
 高校生が主人公だということ以外ほぼ完全に内容を忘れていた、まさにアムネジア状態な自分に驚きましたが、タイムリーなことに(?)チベットが出てくるのもまったく記憶になくて驚き。それと、恩田陸の高校生ものの先祖がこれのような気がした(というか自分の頭の中ではたぶんゴッチャになってる)。

*1:4/1の日記に書いたピンクの表紙の本がじつはこれ。でも「ヤミ金融の話」と思わせるのは最初だけで、あとは予想もつかない展開が待っていた。