女のコって複雑

 2週間ほど前から、どうもMacのマウスが不調であった。時々マウスを動かしてもカーソルの反応が遅れたり、まったく反応しなくなったりする。USBコネクタを挿し直すと復調したりするが、また同じ事の繰り返し。試しに、母のノートパソコンで使っているマウスを借用してつないでみると正常に動くので、どうやらマウス自体の断線などが原因みたいである。
 現在使っているマウスは、iMacに最初から付属のものでそれなりに年数も経ってるし、コップを真上から落としてしまった際についた傷もあるので買い替えもしかたない。めんどうなので、ネットのアップルストアで、なるべく安くて早く届くやつを選んだ結果、これを注文。
 ところが、あとは品物が届くのを待つのみとなった夜あたりから、急に元マウスが復活。なにごともなかったかのようにスムーズに動作し続ける。昔、Mac本体を買い替えた時、新しいのを注文したとたんに、「少し不調」ていどだった旧Macがいきなり本格的にお亡くなりになったことがあったが、今回は逆のケースだ。拗ねて死んでみたり、慌てて機嫌を直してみたり、ほんとに可愛い奴らである(怒)。
 しかたがないので、せっかく届いた新品のマウスはそのまま予備として置いて、当分は旧マウスを使い続けようかしら…と思っていたら、思いがけないことに母が「それいいねー」と関心を示す。いままで気づかなかったのだが、現在使っているマウスは、手が割と大きめの母にとって少し華奢すぎて力が入りにくいことがあるらしい。最初にノートパソコンと一緒に購入する時に、私は「大きいマウスは老母には使いにくいのでは」と思いこみ、店員さんは「ノートパソコン用でしたら場所をとらない小型のを」と思いこみ、母も「これ色が可愛いわー」と気に入ったため、ちょっと小ぶりでファンシーなマウスを選んでしまったのだった。確かに、たなごころとマウスの間にあまり空間があるとかえって手が疲れてしまう。そこで、新しいマウスはしばらく母に貸し出して、試験的に使ってみることに。4色にかわるがわる光るというさらにファンシーな外観が気に入っているみたい。

 マウス比べ。画像左から、(1)母のノートパソコン(WinXP)で使用。指の当たる箇所の塗装が剥げているという年期の入りよう。(2)iMac付属のもの。(3)新しく購入したBelkin Optical Glow Mouse。Belkinのは見た目かなり大きくて最初はギョッとしたものの、持ってみると意外にフィット。ひたすら光り続けるようすがいじらしいです。パッケージや説明書も含めて、「やってこなかった未来」ぽいデザインがちょっとキュンとくる。