神仏習合トピックス(自分用にメモ)

 何週間もかかって、ぽつりぽつりとこの本を読み続けていて(読んだ分ももう忘れている)

神仏習合 (岩波新書)

神仏習合 (岩波新書)


そのせいで自然と目につくようになっただけなんだろうけど、最近こんな記事が続いた。
http://mainichi.jp/enta/art/news/20081111k0000m040129000c.html

神像は6世紀に伝わった仏教の影響で仏像のように神様を像にしたもの。遺跡では他に仏堂の柱などにかける装飾具の一部なども出土。滋賀県立大の林博通教授(考古学)は「神仏習合した古代神社の祭祀(さいし)の様子を示す発見」と話している。

鎌倉初期 顔に色彩 守山・慈眼寺 「木造薬師如来坐像」

[守山市教委と琵琶湖文化館は][...]制作された鎌倉時代初期は顔に墨や朱を塗った木像で、室町時代以降に金箔(きんぱく)を張られていたことが分かった、と発表した。当初の顔は彫りがはっきりとした威厳の強い表情で、文化館は当時の神仏習合思想の影響を指摘する。
[...]慈眼寺がかつて、神仏習合思想により神社に置かれた「神宮寺」だったこともあり、文化館は「像は当初、神宮寺の仏として神の性格も持ち合わせていたが、信仰心の変化で当初と異なる姿になったのでは」と推測する。


 ついでに、といっては申し訳ないですが:
http://www.asahi.com/national/update/1116/OSK200811160047.html

「結果としてせんとくんも大活躍しているし、仏様の白毫(びゃくごう)や鹿の角、我が国の仏法のあり方について多くの人が考えるきっかけになったのはよかった」と振り返った。