こことかここに繰り返し書いていることですが、「たまたま本を読み始めたところ、本日ただいまの日付がその本に[関係のあるものとして]出てくる」というできごとにちょっとこだわっているニゲラからの報告です。
ゆうべ(11/25)この本を読み始めたのですが、
- 作者: セバスチャン・フィツェック,赤根洋子
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 2007/06/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まずプロローグで、主人公の娘が失踪したと思われる日に、主人公ヴィクトルが「十二月二十六日(...)今からちょうど一一ヶ月前のことだった」と述懐します。そして(深夜まで読み続けていると)、娘の失踪から四年経過して、ヴィクトルに“治療”を求めて謎の女がやってくる辺りにさしかかり、女がヴィクトルの娘の失踪に関わりがあるかのような出来事を語り始め、
「四年ほど前にベルリンで。冬でした」
「一一月二六日」とヴィクトルは声に出さずに補足した。
というくだりに出会いました。その頃には日付が変わっていてまさに11/26になったところ。
あぁ〜そもそもこの本は、足下がぐらぐらするような不快な緊張感にいきなり巻き込まれ、そのまま引き返せなくなるタイプのお話(邦題も、表紙の絵もむちゃくちゃ怖い)なのですが、よけいに楽しく!なってきてしまいました。