けさの読書欄

 朝日新聞に、年末恒例「書評委員お薦め 今年の3点」が掲載されている。
 奥泉光氏は、数週間前に通常の書評欄でもとりあげたこの本を、再び推薦。

戦争サービス業―民間軍事会社が民主主義を蝕む

戦争サービス業―民間軍事会社が民主主義を蝕む

20世紀的なイメージではとらえきれない戦争や国際社会の現状を知るために、いま何より読まれるべき本だと思う。

と書いている。書評でとりあげた際には、

世界に向かって想像力を伸ばしていこうとする者にとっては、いますぐ読まなければならない本だ。

と書いていた。ここまで繰り返して言われると、読まねばなのねーという気になってきそう。ちなみにそのときはこちらの本とあわせて書評していた。

対テロ戦争株式会社―「不安の政治」から営利をむさぼる企業

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 ところで、「書評委員 この1年」の欄では、1月に出る新刊についても言及している。

来春1月、太平洋戦争末期の軍艦を舞台にしたジャンルミックス長編小説『神器−−軍艦「橿原」殺人事件』が新潮社から出ます。

とのことで、タイトルが『神器−−浪漫的な航海の記録』から変更されるみたい。著者が言ってるんだからたぶんそうでしょう。