怪しいりんごロールパン

 なんの変哲もない、煮リンゴを巻いたパン。ですが、じつは冷凍保存しておいたパン生地を使って焼いてみたらそこそこ普通に出来上がったので記録します。

 
 先日ちょっとお菓子系のパンが食べたくなり、島津睦子先生の古い本に載っていたコーヒークリーム*1を巻いたパンを作ってみたのですが、欲ばって塗りすぎたクリームが盛大にハミ出して悲惨なことに…それゆえ、その時の写真はありましぇん。顆粒のインスタント白神こだま酵母を使っているのに、さらに手抜きしてよく溶かしきらないで材料に混ぜたため、どうなるのかと心配したものの、パン生地そのものはまぁ無事に膨らみました。強力粉・薄力粉が50%ずつのややソフトな生地です。

 そのときの元レシピは14個ぶんとやや大量だったのですが、みずから失敗を予期した偉大なワタクシ、1次発酵が終わった時点で生地を2分割して、半分でコーヒーパンを作り、残り半分は冷凍保存することにしました(丸めてラップ&ジプロック袋)。で、ちょうど2週間経過した凍結パン生地。さすがにやや膨らみが悪いかなとは思いますが、もともと酵母の扱いがまずかったわりには完全にお亡くなりにはならず、パンらしきものにはなったようです。巻きこんであるのは、リンゴを砂糖+自家製カリン入り蜂蜜+マラスキーノ酒で煮たもの。結果は、わけのわからない果物風味というところです。

*1:ラム酒とコーヒーで風味を付けたカスタードクリームを巻きこむというもの。ただし私は手抜きして、カスタードパウダー&ネスカフェ=インスタント尽くし