新書と文庫についてくるしおり

 【講談社、昔は良かったのぅ…】シリーズ(笑)の続きです。


 講談社現代新書のはさみ込みしおり。手前の白地にブルーのが、最近のものです(裏面はブルー1色)。
 後ろに並んでいる旧時代のしおりにも2系統(もしかしたら他にも?)ありますが、どのように使い分けられていたのか(本のジャンルか、時期的なものか)不明。


 旧しおりの裏面。黄色いほうは[アジアのかたち]というシリーズだったようで、「インドネシアのバティック」「李朝の民画」などの説明があります。灰色のほうはヴォルテールベートーヴェンなどの名句箴言と、「ファン・アイク 受胎告知」「コロー 読みさして(部分)」など絵の作品名が記されています。



 番外編として、文春文庫のしおり。これはずっと長いことこのままのような気がする。(シブサワタツヒコの本に引用されてそうな雰囲気の)昔の版画みたいな絵柄。好きなタイプなんだけど、私が文春文庫に対して持っているイメージには合わない。しかもいったい何者なのかまったく説明がなく、また本体表紙やカバーのデザインとも連動してるようすは無いので、これだけが妙に袋小路のような孤立した小宇宙をつくりだしている。どこから来たの?


 なお、ずっと以前にここにも書きましたが、私は断然「しおりヒモ」愛好者なので、デザインの如何によらず「はさみ込みタイプ」のしおりはほとんど使いません。電車の中なんかで落としてしまいそうだし、読んでる最中どこかに挟んでおくのがまた邪魔で…。それもあって、旧「講談社現代新書」のしおりが幾つか手元に残したままになっていたわけ。でも現行「講談社現代新書」のしおりだったら、あまりにも「どーでもええ」デザインなので、逆に惜しげなく使いやすいと考えることもできます。