森光子さん(の帯合わせ)が若すぎる件


 5月7日の京都新聞に載った写真。朱系の帯に萌黄色?の帯締め、振袖世代にもっともよく使われる色の合わせかたに思われる。
 ちなみに、新聞の同じページすぐ上には、京舞井上流家元・五世井上八千代の長女、安寿子さん(20歳)と花柳流ホープ、花柳双子さん(28歳)の「京都舞踊界期待の若手」というお二人が、いずれも着物姿の写真入りで大きく取り上げられている*1。紙面で見比べると森光子さんのキモノは、このお二人の年代が着てもおかしくないような感じ。

 「いくら時空を超える森光子89歳と言えども、これは…」と正直ギョッとして上のようなタイトルを思いついてしまったのだけれど、同じ時に撮ったと思われるこちらの画像↓では
スポーツ報知 「放浪記」2000回を前に会見した森光子魚拓
ちょっと色調が異なって見えて、激若づくりと言うほどではないかも。印刷のしかたで雰囲気が変わるのが分かって、こわい気もします。


 報知サイトの画像のほうが自然な色味だとすると、新聞のほうはかなり赤みの補正が加えられている感じ。着物の地色も淡いピンク系に見えるが、報知サイトでは「小豆色がかったベージュ」程度に見える。京都新聞の中の人が、若いふたりに並べて沈まないように…との心遣いでちょっと色をいじったのでしょうか(笑)。
 お味噌のCMなどテレビで見かける森光子さんは、焦げ茶がかった紫とか、小豆色っぽい色の濃淡をお召しになっていることが多く、且つよく似合っているので、そういう(やや紫をふくんだような)色合いがお好きなんだなぁと思いながらいつも見てます。ということでお誕生日おめでとうございます(^^)ゝ

*1:こちらの公演の話題→http://www.ntj.jac.go.jp/performance/2589.html