田舎で焼いた田舎パン


 「パン・ド・カンパーニュ」。先日のコーヒーロールにつづいて、しつこく同じ本から:
はじめてさんでも大丈夫 おいしい手作りパンの基本』(世界文化社

 掲載されている配合では、強力粉170g:ライ麦粉40g:全粒粉40gとなっていたのですが、全粒粉まで買いこむのはちょっとリスキー(笑)だと思ったので、ライ麦粉80gに変更。そのぶんよけいに黒っぽいパンになっているかも。同じく、ほんとはあの例のカゴですね、生地を入れて発酵させるとパンの表面にしましま模様がつく。あれがまた本格っぽくてかっこいいのですが、ワス(←誰)のように飽きっぽい人がカゴを買ってもどうせ長続きしないんだよ。だからそれも最初から諦めたよ。「カゴが無ければそのまま丸めて焼いて下さい」と書いてあったし。


 見た目はけっこうパン屋さんで売ってるパンっぽく出来た!皮もパリっとしてます。中身はもっとざくざくしてるかと思ったけど、もっちりしっとりでした(ふくらみ不足か)。全粒粉入りならどうだったかな。このあとハム&チーズのサンドイッチにして朝食。
 それと、この本の田辺由布子さんのレシピは、塩が「粗塩」で小さじ○○と指定してあるので、普通の「精製塩」を使っている私には分量の加減が分かりにくいのが難点。つい入れすぎてしまいます。今回も気をつけたつもりだったけどちょっと塩味が強すぎたみたい。「粗塩」のボリュームって、「精製塩」の何倍ぐらいなんでしょうね?それとも塩「味」そのものの違い?


 余談ですが、うちの最寄り駅から山側へ向かってそれなりの規模のスーパーをたどって行くと、だいたい徒歩1時間の距離に4店が点在している恰好になっています。しかもはっきり言って、山手のほうへ登っていくにつれて周囲の環境に合わせてお店も高級志向になる(爆)。今回、ライ麦粉を購入するために実地調査を兼ねて(?)まず駅に一番近いS友から始めて順番にお店巡りをしたのですが、みごとに一番遠い4軒めのスーパー以外ではライ麦粉に巡り合えませんでした。ちょっと前なら製菓材料や各種専用粉類を楽しげに扱っていたと思われる店も、“ライ麦粉”に限らずこういう趣味的な商品ジャンルそのものから撤退した様子がうかがわれ(たぶん一時のバター品薄騒動とか、主婦の皆さんがパンお菓子作りどころじゃなくなったとかいう状況も原因かと)、スーパーマーケット格差が鮮烈に見えた気がするお買い物でした。