ばら日和

 ボビンレースとファブリックボックスの展示を見学がてら、『びわ湖大津館』というところへ行きました。初めて目にする多色の糸を使ったボビンレースなど、手仕事の作品かずかずも素晴らしかったです(残念ながら撮影は不可)が、ここのイングリッシュガーデンを一度見ておきたくて。
びわ湖大津館とアーチ 

 幸運なことに、きょうは良いお天気のうえに風が爽やかで暑すぎず、薔薇も今まさに最高に咲き誇っている状態で、またとない「ばら日和」でした。


 要領が悪くて、いちおうちゃんと写真が撮れた薔薇は、品種名が判らず、 
ばら(斑入り)


 品種名が判った花は、良い写真が無い(取り忘れ)。園内でいちばん目立っていたのは、この紅白の一群。アーチの所に咲いていたのはホワイトクリスマスだったけれど、こちらの白薔薇は同じかどうか…(たぶん違う)。
ばら(紅白)とガゼボ

ばら(紅白)03


 有料のイングリッシュガーデン内ではなく、『びわ湖大津館』の前庭へ入ったところで、最もゴージャスな大輪の花を素晴らしい香りいっぱいに咲かせていたのは、アプリコットピンクの薔薇。ちょうど手入れ作業中だった係のかたに尋ねてみたところ、「アブラハム・ダービーです。イングリッシュローズですよ」と教えてもらいました。でも写真取り忘れ(激泣)。

 こちら ↓ の花も似た色ですが、アブラハム・ダービーはもっとびっしりと花弁がつまって、いかにもイングリッシュローズという姿だったので、たぶんこれも別品種でしょう。
ばら(アプリコットピンク)


 私が今回はじめて知った品種で、とても気に入ったのが ↓ この「バロン・ジロー・ド・ラン(Baron Girod de l'Ain)」という薔薇。濃い赤紫で、香りもとても良い。"Cardinal de Richelieu"もそうですが、私は赤紫系の薔薇に心惹かれる傾向があるようです。アップ写真を撮らなかったのはつくづくマヌケでした…今後この品種はチェックすることにしよう。
ばら(バロン・ジロー・ド・ラン)

 庭のすぐ外側はもう琵琶湖の波が打ち寄せているというロケーション、歩くだけでも薔薇の香りがそこらに漂っていて、ちょっと別世界の気分です。ポピーやハーブもきれいに咲いてました。
睡蓮の池  トピアリー  ポピー(赤とピンク)01  ポピーとベンチ  びわ湖を望む

 車椅子のお年寄りグループが来園されていて、やっぱり「お天気が良いし暑すぎないし、今日が一番良かったねぇ」と繰り返し言われていたので、私も心の中で「ほんとにねー、ほんとにねー」と思わず相づちを打ちながら(笑)ゆっくり初夏の庭を楽しんだ、穏やかな半日でした。