つかの間のそっくりさん

 少しずつ読んでいる『中世の秋の画家たち』に、ペトルス・クリストゥスという画家が描いた「エドワード・グリムストンの肖像」が出てくる。文庫版で、しかも載っているのはモノクロの小さい図版だから細部はよく見えないのだが、ありがたいことに今はネットでさらに高画質の画像にたどり着くことができるのである。

 この肖像画ロンドンのナショナル・ギャラリーに収蔵されているそうです。文庫本で見たときは、『プリズン・ブレイク』のティーバッグに似てる!と1人バカ受けしたのだが、カラーで拡大してみるとそれほどでもなかったかも。

 マームテン・ファン・ケームスヘルクの「アンナ・コッデの肖像」(Maarten van Heemskerck "Portrait of Anna Codde"c. 1520)も、本ではもっと恵俊彰ぽく見えて面白かったのに、きれいな画像で確かめたら、ちょっとガッカリ。