哄笑する裏歴史

 いったんは途中放棄しかかったのに、結局ひきずりこまれるように読了。

ピラミッドからのぞく目〈上〉―イルミナティ〈1〉 (集英社文庫)

ピラミッドからのぞく目〈上〉―イルミナティ〈1〉 (集英社文庫)

ピラミッドからのぞく目 下 (2) (集英社文庫 シ 14-2 イルミナティ 1)

ピラミッドからのぞく目 下 (2) (集英社文庫 シ 14-2 イルミナティ 1)


 下巻に入って、もういつの誰の話なんだかまるでわからなくなる目まぐるしい展開、さすがにヘトヘトに疲れたので、三部作の続きはたぶん遠慮する。最後のほうでやっとラヴクラフトに関わる話が本格的に出てくるので、このあとどう続くのか未練はあるけど…それと潜水艦の描写はアホらしくも夢があって楽しみました。
 わんさか出てくる固有名詞(特に60〜70年代アメリカ関係)の大部分には、少しは心当たりがあったのだけど、1968年シカゴ民主党大会の騒乱というのはまったく聞いたことがなかったので、(自分の無知が)ショック。


 それで今は、その前に読みかけていたこちらを再開。

ロリータ (新潮文庫)

ロリータ (新潮文庫)


 いわば《ゲーッとなりそうなアメリカ》が描かれたものばかり読んでいる感じ。しかもその最中に、これまた私にとっては《ゲーッとなりそうなアメリカ》のアイコンのひとつ、マイケル・ジャクソンが亡くなったり、はたまた私にとっての《ゲーッとなりそうなアメリカ》のアイコンのもうひとつ、サラ・ペイリン女史が州知事を辞職(これももちろん「組織」からのなんらかの指示によるものだよネ!?)と、陰謀は未だに書き足され続けているに違いないっ。