手に汗握った。別の意味で

 部屋で昼寝していたら、この静かな住宅街のなかを、苦戦が伝えられる与党候補の宣伝カーが近づいてくる音が聞こえた。本人が悲愴な声色で名前を連呼し…ようとしていたが、必死すぎて自分の名前を盛大にカミカミしており、まったくのひとごとながらちょっと気の毒だった。きょうは蒸し暑かったなぁ。