翳りゆく鏡の間で

 録画してあったのをようやく見終える。ルイ14世の人は、素顔だとこんな感じ→


 馬鹿馬鹿しくも豪奢なヴェルサイユ宮殿造営の顛末がていねいに紹介され、ルイ14世の心情も、一部理解できそうな感じに作ってあればこそなおさら「なぜそこまで?」と思ってしまう途方も無さが、そこには横たわっているのであった……ヴェルサイユの圧倒的映像に感動するのが本筋ですが、つぎつぎ披露される華やかな衣装と多彩なヅラにも目を奪われます。


 リンク先の下段はフランスの製作会社"Les films d'ici"のサイト。画像(サムネイルをクリックで拡大)中央の、マントノン夫人に贅沢を戒める小言をいわれつつ、車椅子を押してもらって鏡の間を進む晩年の姿が侘びしい。ほんとにこんな場面があったのかなぁ、この2人…