『刑事マードックの捜査ファイル』

 『シャルビューク夫人の肖像』→『荊の城』と、19世紀のアメリカ・イギリスを舞台にした(それも大いに共通点のある)小説を続けて読んでいるところですが、さいきん毎週テレビで放映されるのをぼんやり眺めているのが、カナダ製作のTVシリーズ『刑事マードックの捜査ファイル』。

 リンク先の解説にあるとおり、19世紀イギリス連邦領内の自治領カナダ・トロントで科学捜査が展開される刑事物ドラマです。検死官が女性なのですが、あんなヴィクトリアンな服装で血まみれの遺体解剖なんかやってたんですかね、ほんとに? コナン・ドイルやらニコラ・テスラやら歴史上の人物が登場するのも面白いところ。
 今夜観たエピソードも、孤児・児童虐待というキーワードで上記の小説2作品と繋がっていると言い張ることも出来そうな、いかにも19世紀っぽい設定でした。