ぶち犬といっしょに新しい一年

 実用的なカレンダーというよりも、卓上アクセサリーというおもむきの品。

 前にも書いたかもしれませんが、むかし家で飼っていた犬は、柴犬タイプの輪郭で、白地に少しだけ茶ぶちが飛んだ色柄の犬でした*1。頭部はいわゆる「ハチワレ」で、背中とお尻にぶちがある、この柄の配置は、ふしぎなことにぶち犬にとってはある種の「定番」らしく、そっくりの柄配置の犬をしばしば(特にジャックラッセルテリアで)見かけます。
 うちの犬が生きていた頃には、ジャックラッセルテリアという犬種は日本では未だあまりポピュラーではなくて、犬種図鑑などの書籍や輸入品の写真集・カレンダーなどでは目にすることがあっても、身の回りは勿論、メディアなどでも国内で飼っている人の話を見聞きすることは殆どありませんでした。
 その後、日本でもジャックラッセルテリアの人気が上昇し、飼う人も増えて、この犬種を知る人はかなりたくさんになっただろうと思います。今なら、うちの犬も「この子、ちょっとジャックラッセルが入ってるらしいんですよ」と言っても通用するんじゃないかな?「へぇ〜、そうなんですか!」と感心してもらえたりして。…あの頃は、ただ「おもしろい柄」としか見られてなかっただろうと思うと、少し残念な気分です。


 そんなわけで、当時から私はこのジャックラッセルテリアという犬種には格別の愛着を持ってるんです。だから、このカレンダーをお店で見つけた時には、もう迷わず手に取りました。株式会社グリーティングライフから出ている、「アニマルダイカットカレンダー」というシリーズ中のひとつです。円盤状の台座に溝が作ってあって、そこに厚紙7枚(表紙含む)のカレンダーを立てる形式です。同じ輪郭ながら、月ごとに色柄と表情を巧みに変えてあって、どれもかわいい!

 写真では分かりにくくなってしまいましたが、高さは約8cm。価格はたぶん525円だったと思います。売り場には他にパンダやマトリョーシカのもあって、どれも可愛らしかったです。(パッケージ裏面に、各月のデザインが縮小画像で掲載されています)

*1:じつは、あの『ばーさんがじーさんに作る食卓』のお宅のわんこ、ゴロすけちゃんが、我が家の亡き犬に瓜二つなんです。ゴロすけちゃんのほうがスマートで脚長さんですけど。