むずかしなつかし

 できれば今日(8/21)亀山せんせいの講演にも行ってみたかったけれど、(人出の多い土曜日に出かけていくこと自体プラス、もし混雑していたら席を確保したりするための)体力に自信が無いので、断念。


 抽象的な絵画作品よりも、書籍デザインや舞台衣装、インテリアなどが面白かった。ふた時代ほど遅れて、私の子供時代に身の回りにあった大量生産品あれこれにも、この頃のデザインのセンスが影響を与えていたのではないか。作品のはしばしに懐かしいテイストを感じるのだった。

 会場に掲示されていた年表によれば、ふたりとも1950年代にはいったん国家から芸術家としての認定(?)を取り消されるような、不遇な時期があったみたいなのだが、今回の作品展示からはそのへんの詳しい事情はわからなかった。図録の解説を読んだり、それこそ講演を聞くべきだったのだろう。見た目の作品の面白さ・オシャレさと、その文脈とのへだたりを感じる展覧会だった。

 スターリン時代の境遇については、下記のページに少し解説が: