この世の外ならどこへでも

半村良『産霊山秘録』(集英社文庫)読了。

産霊山秘録 (集英社文庫)

産霊山秘録 (集英社文庫)


 えーと(汗)、頭容量の小さい私には難しすぎてまとまったことは書けません。(後で他の本の感想にまぎれ込ませてちょっとだけ書きました。)
 ただ言えることは、宇月原晴明の『信長』『聚楽』『黎明』なんかは全部、これ読んでから読むのが順序としては正しかったな、ということです。当時は「山田風太郎読んでない…」という自覚ぐらいはあったものの、半村良の伝奇ものというのは存在もほぼ知らなかったので、悔やんでもどうしようもなかったことですが。『石の血脈』と続けて読んでみたけど、文体の安定した感じ、読みやすさは意外なほど。安心して読める作品だったんだなー、と今さら。