- 小川原正道『西南戦争』
- 作者: 小川原正道
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 新書
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鹿児島の旧士族に不満がくすぶっていて…という開戦に至る事情は、当然前提として知っているだろうという感じで詳しく説明はされていないので、やはり幕末〜維新のことを何も知らずにいきなり西南戦争から読み始めようとしても少々ムリだなと反省。ま、教育テレビでも「さかのぼり日本史」とかいう番組をやっているぐらいなので、最後の内戦といわれるここからさかのぼるのもいいでしょ。
西郷さんは大義名分の(ほとんど)無い戦いに突入するのがほんとは嫌だったけど、もう止められなかった…のはしかたないとして、西郷さんを担ぎ出した側にとっては途中で勝手に投降したり自決したりされたら困るので、囲み込んで逃げられないように連れ回して?いたらしい。ややホラー。西郷さんはどんな心境だったんだろう。ずっと後になっても、西郷さん生存伝説(ロシアから帰ってくるetc.)があったというエピソードが面白い。
- 石井洋二郎『フランス的思考 - 野生の思考者たちの系譜』
- 作者: 石井洋二郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/12/01
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偶然ですが、続けて中公新書。読み終わったらここに感想を加えるかも。