ああ餅よ餅


 けさ(2/2)の京都新聞に載っていた興味深い記事:

 奈良・唐招提寺の修正会に伝わる行法「餅談義」に登場する48の名物餅について、京都市下京区の菓子司「末富」の山口祥二専務(51)が初めて調査し、解説書にまとめた。

 餅談義は毎年1月3日、礼堂に供えられた多くの大餅小餅を前に、声変わり前の年若い僧が各地の名物餅の名を抑揚をつけて歌うように読み上げ、餅を賛嘆する行事。この行事に関心を持った唐招提寺85世長老で壬生寺貫主の松浦俊海さんから依頼を受け、山口さんが5年がかりで調べた。


 「しゅうしょうえ」の読み方を知らなかったので検索しました(笑)。
 山口氏は、日葡辞書や十返舎一九の「餅菓子即席」などの資料にあたって、「餅談義」に名前の出てくる餅がそれぞれどのようなものかを分析。そのうちいくつかを再現したものがこの記事に写真入りで紹介されています。といっても、その餅菓子を大々的に売り出すというわけではなく、調査結果そのものも再現したお菓子も、一般の我々にはあまり関わりは無さそうなのですが…太字部分(もちろん私が勝手に強調)がツボに入ったのでご紹介しました。


 追記:奈良・唐招提寺 「餅談義」の冊子を作成 - MSN産経west ←おそらくこの冊子に研究結果が掲載されたのでしょうね。