雨上がりのみずみずしさで


 余談:松蔭女子学院のキャンパスは六甲の小高い場所にあり、すぐそばを流れる川が前夜までの大雨もあってか大瀑布(笑)みたいで、怖いぐらいでした。でも当日は爽やかな天候で、チェンバロの演奏を聴くのにこれ以上ないくらい良い気分でした。
 鈴木氏はぱっと見、老賢者みたいな風貌(失礼)なので、私はつい地味な音楽を想像しがちなのですが、実際に演奏が始まると予想よりもずっと溌剌とした音色がとびだすのにいつもハッとさせられてしまいます。