おめでとうBCJ

J.S.バッハ:教会カンタータシリーズ Vol.64
ライプツィヒ時代1730〜1740年代のカンタータ 4〜

J.S.バッハ  プレリュードとフーガ 変ホ長調 BWV 552

カンタータ
   《主を讃えよ、わが魂よ》 BWV69
   《喜べ、贖われた者たちの群れよ》 BWV30
   《いと高きところには神の栄光あれ》 BWV191

 教会カンタータ全曲演奏達成の記念公演となる演奏会。使命感に動かされたチカラが充ちた、緊迫感と迫力ある演奏でした。


 アンコールで*1同じく『ロ短調ミサ』のDona nobis pacemを聴けたことが、私には最大の感動でした。鈴木雅明さんはじめ演奏者の皆さんも格別のお気持ちだったことでしょう、私は眼が悪くて舞台上の表情までは見えなかったのですが、近くの席のお客さんが「あんなに嬉しそうな顔!…」とお連れのかたと言い合っているのが聞こえました(^^)


 さぁ、音楽の話はともかく(!)、私は可愛くて美味しいものの紹介を…





 松蔭の演奏会では毎回、開演前と休憩時に、チャペル向かいのカフェスペースで学生さんたちがチャリティ・コーヒーの販売をされます。1杯200円のこのコーヒーによる販売収益は福祉活動へ寄附されるそうです。今回は特別に、お祝いのクッキーが付いてきました。チャペルの絵柄が焼かれた特製品。クリームのかかったピンクのハートもサクサクと美味しかったです。ありがとうございました。


 前回の演奏会の日記で予想したとおり、六甲の山並みの上辺はいまにも雪が降りだしそうな灰色の雲に包まれた午後、終演後キャンパスを出ると同時に時雨が強まってきた坂道を、いま聴いた音楽の感動を同じく抱えた人たちと列をなして降りていくのは、それも心温まる経験でした。

*1:プログラム最終曲の191番が『ロ短調ミサ』のGloriaを転用した曲という繋がりもあり、またさまざまな思いも込められての選曲だったと思います