農家風フルーツケーキ

 余っていたオレンジピールを早く消化したくて作りました。


 大原照子さんの『私の英国菓子』より。農家風=Farmhouse fruits cakeってなんだか美味しそうでしょう? フルーツケーキ類の中ではわりと軽くてあっさりしたタイプになるそうです。作り方はシンプルなパウンド型ケーキなのですが、材料を混ぜていく順番がよくある手順と少し違うみたい。



 まず粉の真ん中にバターをのせてカッターで切り混ぜていく。混ざったところへ刻んだドライフルーツ*1を加え*2、さらにグラニュー糖を3回に分けて投入。ここまでほとんど水分が加わっていないので、生地はコテコテというかボロボロです。そこへほぐした卵、最後に牛乳を(これは気温により分量を加減するとのこと)加えて、柔らかめの生地に仕上げるというものです。最後に生地の水分量を調節できるようにこういう順番にしてあるのかもしれませんが、他のレシピをみると、たいていまずバターと砂糖をすり混ぜて、そこへ卵を加えたあとに粉と合わせるようになっていたりすると思います。


 これまでよく作ったフルーツたっぷりのどっしりしたケーキに比べると、食べた感じはちょっとぽろぽろした生地になりました*3が、あっさりしていてこれはこれで美味しかったです。

*1:残品整理なのでフルーツの種類がレシピより少なめ。よってラムとオレンジキュラソーでちょっと風味を補いました。

*2:フルーツが沈まないようにするためには強力粉をまぶしてから入れると良い、と読んだので、そのようにしてみましたが少しは効果あったのかしらん?

*3:牛乳は最少量しか入れなかったので、もう少し入れても良かったかもしれません。