発生源は満○奈!?

 この前書いたことの関連データとして記録。

 「お持たせ」について、2年前にすでに問題提起(笑)なさっていた人のウェブ日記を見つけました。いわしさんというかたの、2004年8月3日の日記に、以下のような記述があります(強調太字は引用者による)。

8月3日(火)よく食う女
 渡辺満里奈の『満里奈の旅ぶくれ たわわ台湾』を読み、『甘露なごほうび』を読んでいる途中。旅ぶくれってなんなんだ。(中略)
 『甘露』に「おもたせ道」についての回があったが、おもたせって確かに手土産のことだけど、もらった方が持ってきてくれた人に振舞うとき、「おもたせですが……」とやや申し訳ないニュアンスを漂わせながら使う言葉だと思うんだけど、ここでは普通に手土産の意味で使いまくられ、違和感があった。さすが食う女、持っていったものは必ず自分も食べる心意気だな。と、揚げ足を取りたくなるくらいに凄まじい、おいしいものへの執念に脱帽なのでした。(後略)


 私が最近になって気づいた現象とほぼ同じものに、同様の違和感を表明しておられます。ちなみにこの渡辺満里奈のエッセイ本は、雑誌『Hanako』の連載(←私の疎い世界)を単行本化したものらしいので、実際に書かれたのはいわしさんの日記よりも更にかなり前かもしれません。こういう有名人の言葉遣いが多大な影響力で伝播していったという可能性は高いように思います。同じような実例がもっと見つかれば面白いんだけどな。