きょうテレビでCNNのニュースを観ていたら、こんな話題が↓
Soldiers' widows sue for pagan symbols on headstones - CNN.com
アメリカで、戦没者および物故退役軍人の遺族が、国立墓地の墓石に付けることを認められた宗教シンボルに「ウィッカ」のものが含まれていないことを不服として政府を訴えた、というような内容。2005年の国防総省の統計によれば、active-duty service members（現役の軍人という意味ですかね？）の中にこの「ウィッカン」であると自認する者は1,800人いたそうです。
アーリントン国立墓地のウェブサイトに、公認エンブレム一覧表がありました。
Arlington National Cemetery - AUTHORIZED EMBLEMS
「生長の家」とか「金光教」とかも認められているらしい。これらは私の感覚からすれば依然として「新興宗教」の範疇に入ってしまうのだけど、じっさい信者数では、こういう場で「主な宗教」として認められるぐらい多いんでしょうね。問題となっている「ウィッカ」はどうなのか。
ぱっと聞いた際には、ヒッピーとかニューエイジとかから流行りだした一派なのかと思ったのですが、「ウィッカ」という名称ももう少し古くからあるみたいだし、内容じたいはかなり綿々と続いている、言うならばたいへんオーソドックスなもののようです。「生長の家」とか「金光教」みたいに、教祖とか本部とか宗教法人格とかがあれば認められやすいのかもしれませんが、ただの「古来からある自然崇拝」ぽいものでは、ちょっと漠然としていて「公認」されるのには不利なのかも。
日本ではウイッカ＝魔女宗と訳すことが多い。
（id:nadja5さんはマジョだということでしたが、もしかしたらこういう系統なのでしょうか。）
