かたちが可愛い「ぶと饅頭」

 奈良のおみやげ、萬々堂通則の「ぶと饅頭」。包み紙には淡い紫いろで藤の紋が刷られていました*1こちらのページにくわしく紹介されていますが、遣唐使の時代に始まる由緒あるお菓子ということですね。

 そんな来歴があり、ちょっと面白い形で、油で揚げてある古風なお菓子ということでは、亀屋清永の「清浄歓喜団」*2と共通するものがあります。

 ただし「ぶと饅頭」のほうは、あれほど風変わりな味ではなくて、中身はふつうのこしあんでした。ちょっとカッチリしたミニあんドーナツていう感じ。ギョーザみたいな形から、以前に作ったエンパナーダを連想しました。

*1:春日大社の社紋。実際は「下がり藤」らしいのだけど、写真は反対に撮ってしまった。お店の名前はこちら向きに印刷してあったのでつい・・

*2:余談:リンク先には「この清浄歓喜団を買い求めるには必ず予約が必要」とありますが、そんなことはないと思います。私はいきなり入っていって買いました。バラで何個でも普通に売ってくれそうな感じでした。