なにもかもがひんやり

 たまたまウィングス京都でやっていた着物リフォーム展をのぞいたあと、近くの六角通「栖園」で冷たい琥珀流しとわらび餅(黒蜜付き)セットをいただく。
 座席からすぐそばに見える坪庭に咲いたクレマチスとみやこわすれの、紫の濃淡が眼にも涼しい。井戸があるせいか、微かに湿ったような匂いがして、それがまた懐かしいような気分。暑さでグッタリしていたのが少し元気を取り戻した。