お盆らしく過ごす

 不思議な化繊糸を不思議な編み方であんだヘアバンドというかターバン。ちょっと分かりにくいかも知れませんが、写真は広げたところで、私は顔を洗う時なんか前髪をちょっと押さえるために、これを幅二つ折りにして使っています。そのちょうど折り目に近いあたりがほつれてパックリと裂け目ができてしまった(指を出してるところ)。「なんかちょろちょろと糸が出てるな…」と思ってうっかりその糸を引っぱったら、どんどんほどけてアッという間に円周の半分ほどが開いてしまったというわけ。あーあ、と思っていたら

 それを見た母親「そんなん、チョコチョコっと、手でかがったといたら?」
 私「……( ゜д゜)(その発想はなかったわ!)」

 まぁ言われてみれば、他の部分はまだ綺麗だしぜんぜん傷んでいない。これを捨てるというのは確かにモタイナーイ話である。お盆でもあることだし、というわけで、ここはひとつご先祖の遺徳を偲びつつ*1、木綿白糸でちまちまとターバンの繕いをしながら横目でオリンピックTV観戦。

*1:自分だって似たような商家系統の家で生まれ育った母だが、嫁に来た時には、しゅうとめのケチケチぶりに背筋が凍る思いを何度もしたらしい。もっとさかのぼったご先祖の時代は、経済的にはむしろ余裕があったかもしれないがなにせ昔のことだから、さぞつましい暮らしぶりだったに違いないと思うわけである