卵黄たっぷりカステラ配色

 『福砂屋』のカステラの包装紙です。細かいモチーフが満遍なくいっぱい入っていて、ブックカバー向き(素敵な絵が描いてあるなと思っても、本のサイズに合わせて周囲を折りたたむと意外に見せ所が隠れてしまうことも多いです。お人形の着物を作る時に、どこへ柄が出るように布を取るかという悩みにちょっと似てる)

 じっさいに菓子折などを包んでいた包装紙は、じゅうぶん気をつけて剥がしてもどこか破れたり、テープやシールの痕が残ったりします。色柄はすごく気に入ってるんだけど、このままブックカバーとして使うにはちょっと…という場合、他の包装紙と貼り合わせて使ったこともありますが、たいてい諦めてしまってました。
 今回は「破れ」ではなく、シールの糊気が残ってちょっとベタっとしている箇所があるので、思いついてグラシン紙(「硫酸紙」と言うのかな?と思ったけど、どうやらだいたい同じ物らしい。)を掛けてみることにしました。これはもともとケーキの焼き型用の敷紙(自分で切って使うタイプなので、ただの長方形)ですが、最近はほとんど樹脂加工された焼き型を使うのであまり必要なくなり、余っていました。

 半透明のグラシン紙に包んで、文庫本にかけたところ。ほどよい透け具合です。多少の破れなどならこれであまり気にならなくなるかも。また、ネットからダウンロードして自宅のプリンタで印刷したブックカバーは、すぐに滲んだりヨレヨレになったりしそうで心配ですが、これもグラシン紙を掛ければカバー自体の補強にもなってちょうど良さそうな気がします。

 福砂屋のサイトを見たら、コウモリが飛び交うスクリーンセイバーがあった。洒落てるわ〜。