松○ケンイチが冷遇される家

 恒例、角川文庫の「夏の100冊」キャンペーンで、今年もケロロ軍曹のカバーをもらいました。昨年も入手してたんだけど(写真:左)、ここにアップし忘れてたみたいなので、いっしょに撮ってみた。なんだか、今年のブックカバー(写真:右)の存在感が薄くなってしまったみたい…

 昨年までのブックカバーは本を閉じておけるベルト付きだったのに、今年はベルト無しのシンプル形状。いよいよコスト削減か…と思ったけど、「松山ケンイチ シークレットしおり」なるものが付いているので、そっちに製作費が回ったのでしょうか(笑)。


   


 その「シークレットしおり」。表に〈フランツ・カフカ「変身」〉と作品名が入っていて、裏面にはどうやら、ほんものの文庫本のページを貼り付けて裁断してあるような感じ*1。何タイプぐらいあるのか知らないが、売れなくて断裁する本ならともかく、ちゃんと売れるはずの本をこうしてしまうのはもったいないではないか。それとも何らかの事情で発生した反故紙を利用しているのだろうか…と、こまかいところが気になるモタイナーイ族なのである。


 実を言うと松山ケンイチの顔は好きなほうなのだが、しおりになってもらっても別にうれしくないし、カフカにも(まして「変身」には)あまり興味がないので、私と違って“はさみ込みタイプ”のしおりを常用している母に進呈。母のほうは以前から松ケンの顔は「なんや鬱陶しい…」と気に入らないみたいなんだけど、「まぁ数のウチやし」という常套句と共に、しおりボックスへ回収されていった。

 (文庫本しおり関係の小ネタは→こちら

*1:と思ったんだけど、あとで取り戻してもう一度よく見たら、やっぱり印刷みたい。文字がうっすら裏写りした感じまで再現してあるので、ちょっと見てだまされてしまった。