過剰にドラマチック

 この番組はいつも豪華CGに眼眩まされ(つい「映ってたからホントだよ」と思ってしまい)そうなのが多いが、今回は特に!不必要なほど凝りまくったCG*1と、前後にしゃしゃり出るジェームズ・キャメロンの解説(こっちは信憑性高まるのか否か判りませんが・・)。
 で、例えば「まっぷたつに割れた海」に代表される、聖書の記述に当てはまりそうな自然現象=天変地異が起きた可能性を、ひとつひとつ洗い出すところは確かに興味深い(サントリーニ島の火山噴火を原因として、かなりの現象が説明できるらしい)。でも、モーゼがユダヤの民を率いて逃げようとした(として)、まさにそのタイミングでそういうことが全部起きたとは考えにくいので、時期的には前後して起きた事実の言い伝えなんかが混じって、ひとつのお話になってしまったんだろうなぁという感じ。それはそうと、ジェームズ・キャメロンて、タイタニック以降だんだんグラハム・ハンコック化してきたのかなぁ。

*1:そうそう、『ダ・ヴィンチ・コード』に出てきた円筒形の秘密文書容器?に似たのがCGで登場し、意味不明な回転をしていた。