意外と小粒・・

ダン・ブラウンダ・ヴィンチ・コード』上・中・下(角川文庫) 読了。


 いまごろ?とお思いでしょう。こればっかりは書影を貼る必要も無かろうて・・・・
 心身共にダラダラしていたここ数日にはちょうど良いと思い、最初はけっこう夢中で読み飛ばしましたが、さすがに下巻に入ったあたりでちょっと飽きた。
 最初からトム・ハンクス、とむ・はんくす‥と何度も自分に言い聞かせたのだけど、どうしても途中でハリソン・フォードに顔面がモーフィングしてしまった。やっぱりミスキャストだったのかも。女のほうは暗号解読官である必要性を感じず。リー・ティービング卿は、英国人なのになぜか脳内キャストは伊丹十三だった。


 扱っているネタ的にはもちろんのこと、超ハイソ人種が好き放題するご都合主義なところや、「登場人物の○○と××が実は肉親」みたいな展開もちょっと似てはいるのだけど、誇大妄想的なスケールのでかさでは、やはり『マジック・サークル』のほうがすごくて面白かったのかもしれない(すっかり忘れてますが)。しかしサービスの良さではダン・ブラウンに1票。