日曜の夜にテレビで

面白くてついつい見入った番組。

戦後最長の好景気”といわれる日本。その陰で密かに社会を侵蝕するヤクザマネー。資金獲得の現場に初めて潜入し実態に迫るとともに、それを許容する社会の責任を問う。

 黒いお金と知った上であえて手を出す経営者はともかく、投資ファンドとかブローカーを通して知らぬ間に暴力団に会社を支配される可能性があるという怖い話。

 朝鮮との交易が死活問題である対馬藩が、偽書ばかりか「偽使」まで繰り出して徳川幕府と朝鮮王朝との関係をなんとか良好に取り持っていったというのが面白い。朝鮮からの国書を偽造した手口(紙をつくるところから)も詳しく再現されていたりして、なかなか目が離せない90分だった。