- ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展
- 平成20年(2008) ２月９日(土)〜３月30日(日) 於：滋賀県立近代美術館
神戸女学院や関学のキャンパス全景を再現した模型や、設計図面がたくさん展示されていたので、建築に関心のある人が見たらもっと興味深かったかもしれません。建物外観の写真などは、まぁ既にいっぱい本も出てますしね……。私は、ビデオ上映されていた旧朝吹山荘(睡鳩荘)の解体・移築作業の映像が面白かったです。
意外だったのは、ヴォーリズの著書や刊行物が多数あったこと。もともと伝道師さんなのだから、言葉で書いて発信し続けるのは当たり前だったのかもしれませんが、なんとなく「建築で伝えた人」というイメージが固まってしまっていた。
展覧会グッズ売り場で、『復刻版 近江ミツシヨン一覧圖會』というレトロなマップを記念購入。「昭和六年現在」と記されてあります。ヴォーリズたちが近江の各地に建てた教会や施設が紹介されているのですが、名所なども書き込まれており、湖面に“このあたりにて大盬平八郎暴風に遇ふ”とか書いてあるのが可笑しい。
