嵐を呼ぶアイテム

 伝奇オカルト気象ホラー(笑)という新機軸を打ち出したテレビムービー。


 嵐を司る古代の神バァル。かつてその威力を封じ込めた4つのメダルが、シュメールの神官たちの手で地球上の各地に埋められた。天地を繋ぐ道が開けるとの言い伝えに望みを託そうと、死期の迫った考古学者がメダル発掘コンプリートを企むが、そのたびに地球を巨大な嵐が襲う。
 バァル信仰、死海文書、暗号、レイライン…とオカルトアイテムがテンコ盛りで大いに期待してしまいそう(^◇^;)だが、ドンくさい映画でした。4つのメダルを追って駆け回る学者、暗号を解く女性、とダン・ブラウン風味だったり、バァル神の巨大な顔をした黒雲が追っかけてくるところは『ハムナプトラ』を連想させたり。なんと律儀なことに主演俳優の顔も、トム・ハンクスブレンダン・フレイザーの折衷様式?さいごはエール神(バァルの父)か水爆か、どっちが効いたのかよーわからんまま終了。

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