犬の命日なのでフィナンシェ

 昨年の今日はマドレーヌを焼いてみたので、今年は金運上昇の願いも込めてフィナンシェに初挑戦。先日のプリン作りで残った卵白をここで活用しようという段取りであります。


 この日のために、お菓子材料の店クオカにてフィナンシェ焼き型(6個用)も購入。レシピも同サイトに掲載されている発酵バターを使ったフィナンシェのレシピを参照し、12個分のレシピだったのでプレーンタイプと抹茶入りの2種を各6個焼くことにしました。


 結果は、美味しく焼き上がりはしたのですが・・・ほんとは中央部分がメリメリ〜ッと盛り上がってひび割れが入る(パウンドケーキなんかと一緒)のが正解。しかし私のフィナンシェは、プレーンのほうは中央がややふくらみ気味なのでまだ良いとして、抹茶のほうはむしろ凹んでいるような気が・・・何が悪かったのかな?

 エスコヤマの小山進氏が著書『THE SWEET TRICK』に書いているところによると、焼き型が深ければ、そのぶん表面の薄く焼き上がった部分に対して内部の液状部分が多いことになり、大きく対流が起きて中央がふくれて焼き上がるんだそう。でも、今回参照した上記のレシピはまさに私が購入した焼き型を使って焼いてあるようなので、「焼き型が浅かったから」という言い訳は通りそうにありません(--;)ゞ。卵白が冷凍保存したもので新鮮でなかったから?抹茶入りのほうは2回目に焼いたので、生地を混ぜてから焼くまでの待ち時間が長かったから?バターの焦がし方が不足(アク取りは結構一生懸命やったんだけど)?それともやっぱりオーヴンの火力が問題(いつもの言い訳)?・・・
 繰り返しますが、食べると中がしっとり美味しかったんです。北海道特撰バターが怖ろしいほどたっぷり入っているしね。ちなみに抹茶も製菓用じゃなくてふだん愛飲している水宗園本舗の宇治有機抹茶をぜいたくに(笑)使用。おかげでウマーでした。


 そうそう、この焼き型、はたしてお菓子がきれいに外れるのかと心配でしたが、ポロンと簡単に取り出すことができました。フィナンシェという名前は、金の延べ棒に形が似ていることから付けられたそうです。焼いたままの形(ひび割れている方が上)で見かけることが多かったのですが、裏返しのほうが金の延べ棒っぽいですし、じっさいこの形で写真を載せてあるページもいくつかありました。こっちの画像も載せておこうっと。