暴力装置ではなく呼吸機械

 奥泉光『神器 軍艦「橿原」殺人事件』の上巻を読み終えたので、下巻はちょっとカバーの雰囲気を変えて:

 「維新派」という劇団の公演チラシが、珍しく大判でしっかりした紙質だったので取っておいたもの。2008年に琵琶湖岸の特設舞台で上演されたということなので、背景はもしかしたら海ではなくて琵琶湖が想定されているのかもしれないが、生死も定かでない白塗りの若者が並んでいる幻想的な雰囲気が、『神器』に似つかわしくなくもない(^^;)ような気がしたから。


 とはいえ、使ったのはチラシの上半分。下半分は写真が大きくてあまりに無気味だった…