最近観たあれとこれ

  • 『ソード・オブ・ザ・ファンタジー 勇者と聖なる剣』(地上波・吹替版)


 例によって、ルトガー・ハウアーが出ているから観ただけです。もちろん刺繍しながらアバウト見。案の定というか、ハウアーは“悪い殿様”の役。他にアーノルド・ボスルー(『ハムナプトラ』の神官イムホテップの人)。
 ちなみに邦題が『ソード・オブ・ザ・ファンタジー』だけだと全く別の映画のことになるらしいです。気をつけてください。というかこのテの映画やらゲームやら好きな人はよくゴッチャになりませんねぇ似たようなタイトルばかりで・・それに中身はファンタジーでもないし聖なる剣も出てきません。女勇者が4人、でも(ちょっとオバさんだったりdyke?っぽかったりして)色気はほとんど無し。

  • 『最後通告』フレディ・ムーラー監督(地上波・字幕版)


 満月の夜、湖の周辺で10歳の子供ばかり12人がいっせいに失踪する。当初は、原子力技術者と対立する自然保護活動家の犯行かとも疑われるが、しだいに不可思議な出来事が相次ぎ・・・
 ミステリーとファンタジー、家族問題を描いたシリアスドラマが混ぜ合わされたような、よく解らない作品。一応のヒロイン(失踪した少年の母。原子力技術者である夫は愛人を作って別居中)がなんで事件担当の警部(失踪した少年の妹に言わせると“太った人”)とできてしまうのかも不思議!
 結末もよくわからない・・・のではあるが、TVスタジオのカメラの前で自分たちの都合や主張ばかり繰りひろげたり、既に子供は死んだと決めつけたりする親たちには子供たちからのメッセージは伝わらなかったのだと思われる。子供のことを(いろんな意味で)諦め放棄した世界からますます子供たちが去っていくという絵図にも見えたのだけど?妹とレトリーバー犬は名演。